CUT A REVIEW

プライズ 新世紀エヴァンゲリオン HGプラグスーツフィギュア

メーカー:セガ 発売:2007/02
原型製作:宮川武 (T’s system.)

プライズ(参考:ショップ販売価格セット売り\2,390)

玩具

セガのプライズ製品「ハイグレードシリーズ」については以前の「カードキャプターさくら HGフィギュア 木之本桜大道寺知世」の時に、その半端ない作り(と大きさ)に驚嘆したものです。今回は、マンネリのプライズ界の王様とも言える「エヴァンゲリオン」の例の二人です。

この二人の立体化についてはもはや隙間なしとも言える勢い、通常のコスプレ(婦警さんのあれとか通常とか言えなそうだけど)では飽きたらずもうエヴァ関係ないな(RA:プライズ エヴァンゲリオン EX大冒険フィギュア )とか、ほっとくとどこまでいくのか非常に怖い楽しみになってきますね。

今回は、そんなバーチャル世代が生み出した仮想空想ものではなく、プラグスーツ姿のスタンダードなもので発表当時は今更か…と思っていましたが、プラグスーツの良さを再確認させてくれる仕上がりです。
今日は週の初めだし、お手軽にプライズもののミニレビューでいいんじゃね?という邪な考えを吹っ飛ばす大変よろしいアイテムでありました。
(複雑な面持ちで)

そもそもプラグスーツを着た女の子はそれだけで50点は加点されるほどのゲレンデでのスキーウェアの様なスーパーアイテム(超個人的な解釈だな)、アスカに至っては100点超えちゃってるじゃんという具合、アヤナミ?…ん〜53点かな、だってまーしゃはアスカ派だしさ。
いやいや…嘘ッス、実はアヤナミの方がやけに出来よくてねぇ…憎いくらい

もはや陳腐化してしまいましたが一世を風靡したあの流行語でいうなら「プライズってレベルじゃねぇぞ」と言いたい。
プラグスーツの特徴的な光沢感はパール塗装入った全体ムラのない仕上がりで、こちらについては心の底からプライズとは思えないというか、プライズの価格でここまでのものが出来ちゃうの?と驚きを禁じ得ないできになってます。

脚部はかなり硬質ですが、ポーズそのものがバランスがきわどい作りになっていますので、支えなしでの自立は無理ではありませんが厳しいですね。
支え棒と台座についてはさすがにプライズ製として安っぽい作りではありますが、力配分としては(無駄に付属物に気合いが入るよりは)正解かもしれません。

首の傾げ方は最初やや無理があるかと思いましたが、なるほど飾ってみるとそう不自然には見えず、特に綾波と列べて飾ると非常に画になります。
前述の通りアスカ派としては悔しいくらい綾波もできがよいので、余程絶対的な綾波排他主義者でなければ二つ揃えるのをオススメします。

唯一プライズっぽいなぁと感じるのが実はこの頭部のパーティングラインが目立つところ…というのが既にプライズらしからぬ完成度な本製品です。

お顔の造形についてはさすが宮川ブランドと言えば、わかる人にはわかってしまうでしょう…良いところもそうでないところもいつもの通りと言えるかもしれません。(かわいらしくてまーしゃは大好きです)
瞳のやや安っぽい?と思いましたが綺麗な光沢感でなかなか良い感じの表現ですね。

角度によってかなり違った印象を受けるのもおもしろいところですが、きちっと特徴はハズしていない輪郭のラインやきっちりねらい通り仕上がった表情、なにより今回は肌の色合いもよく、個人的には製品版レベルのものと比較してもまったく遜色ないというか完全に負けてないと思うものだと思います。

見てのとおり、非常に綺麗な光沢で劇中のイメージを更に拡大したようなツヤツヤ感が、そういった趣向の方にはクリーンヒットしてると思います。
もちろんまーしゃ的にはこの一点において絶対手に入れようと思った要素の一つです。
店頭での価格は恐らく1体1000円前後で相当お買い得感の高い一品だと思いますが、ゲーセンで手に入れたら超破格のお買い得度だと思いますね。
(重さが重さなんでクレーン系だとかなりガッツがいると思いますけど…)

本体について特筆するその塗装クオリティについてはご覧の通りですが、パーティングラインについてもあまり目立つところにはなく、この点についても大変良くできた製品だと思います。

腰回りやその周辺とピッタリフィットしたスーツの質感は実に素晴らしく、個人的には今まで手に入れたエヴァ系のフィギュアの中でもトップクラスの出来だと思いますし、なによりそのコストパフォーマンスを考えると恐ろしい満足度が得られる逸品だったと思います。

普通にかわいいしね、全体的にスリムでありながらぴちぴち感が素晴らしい
…もう一個欲しくなるなぁ、これ
この腰のひねり具合とこのスーツの微妙なたわみ…あのこれホントに1000円でいいんですか?
支え棒付きの台座は非常にシンプル、思った以上にこのちゃちな棒のおかげで安定します
この腰回りのピッチリ感、さすがプラグスーツの持ち味を遺憾なく発揮
ほんとエロいスーツ考えたもんだよなぁ…ネルフの人
綾波編は次回ですよ〜
次回がいつかは予告しない方がきっと早く書けると思うだ
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