CUT A REVIEW

ToHeart2 XRATED まーりゃん先輩 どりるまーりゃんきっくVer. コトブキヤ版

メーカー:コトブキヤ 発売:2007/02
原型制作:真田昌明

メーカー希望小売価格:4,410円(税込)

玩具

カラーサンプルが発表される前から予約に心を躍らせる製品というのは、昨今の発売ラッシュの中でもそうそうはありません。
WFで未彩色サンプルを見た時から、よくわからないけどアレはイケると確信していたコトブキヤの「まーりゃん先輩 どりるまーりゃんきっくVer.」、その後の彩色されたサンプルでの見事な縞パンっぷりには、うれしすぎてオロオロしてしまったほどです。(落ち着け)

今日日これほど見事なキックっぷりは、仮面ライダーですらなかなかお目にかかれません、このエフェクト具合から言って野良オルフェノクくらいは倒せそうだな。
見た瞬間から、なんだろうこのジャンプ中レバー下入れ中キックは…と格ゲー脳がすぐさま反応したものでしたが、格ゲーキャラでさえこういったポーズで立体化されることが少ないのに…そっちが意外というか、惜しいんだけどね。

そう言えば「ToHeart2」って攻略対象に先輩キャラ居ないですね。
「タマ姉」は先輩キャラとはちょっと違う気がするし、まーしゃ的には学園モノってなんとなく同級生キャラより先輩、後輩キャラに惹かれることが多いので(実例を挙げると圧倒的に後輩に偏るから言わないが)、そう言う点ではちょっと気になるかもしれないな>まーりゃん先輩

関係ないけど、まーしゃがプレイした事のあるエロゲで「おにいちゃんといっしょ」という妹属性付きにはたまらないエロゲがありまして、てっきり後輩パラダイスと思いきやヒロイン全員同級生
その同級生からおにいちゃんと呼ばれるという、「知らない人が見たら主人公がダブリみたいに思われる新手のいじめか?」と思ったものでしたが…ホントに関係関係ないですね。(無駄に遠大なイベントでヒロインが義理の妹になるという、うれしいのかどうか微妙なゲームだった)

さて無駄に導入文領域も消化できたので、レビュー行きましょうか。
ほら、元ネタ知らないのはいつもの事としてもさ、どれだけこのフィギュアにむやみに期待してたとかは伝えたいじゃん?(さっさと行け)

実によく考えられたポーズであります。なんというかこう見たい角度から見ると必ず見えてる縞々がなんと素晴らしい!エクセレントだ!
まさに「ドリルキックVer.」というコンセプトありきで作られたポーズと台座で今までの「ToHeart2」シリーズには無い独特な雰囲気をもってます…もっともそれ故、一緒に置くと一人だけ浮いて可哀想かも。

台座への固定方法はドリルなエフェクトパーツをねじ止め、まーりゃん先輩自体はエフェクト先端とつま先、あと左足すねの辺りが接着固定されています。
もっともまーしゃのものは左端の方は接着が剥がれて、外れてしまっていました。後で接着するか、もう一個買っちゃってもいいかな。
(っていうか、これダボが折れてるっぽいよ?…そんなに折れるもんなのかなぁ)

全体的な塗りの傾向としては、クリアパーツに彩色されたドリルのエフェクトパーツはかなり凝っていますが、本体の方はグラデーションなども抑え気味で比較的地味な作りです。スカートもクリアパーツに彩色という方式で色移りの心配もなく、うっすら光を通す透明感があり、非常に良い配慮ですね。

表情は、やや角度を選ぶような気がしますが、これはポーズというかシチュエーションが先にありきであることを考えれば、良い角度を見つけてみるのが正しいたしなみ方でしょう。
髪の毛は動きある全体のイメージを損なうことなくなびいた作りでよろしいですが、前髪などちょっとねむったい感じですね。。

発売済みの「ToHeart2」フィギュア全員集合の中には、決して入れない独特なポーズがもう立ちポーズは飽き飽きとても新鮮に感じられます。
伸ばした腕と腰の入った蹴りの姿勢、伸ばした脚と実に見事なライダーキックの図…まーしゃがアクションフィギュアいじると大抵このポーズやってみますが、ここまで決められるものって案外少ないんだよなぁ…。

どちらかというと燃え系のフィギュアを撮影している時の楽しさを感じるひととき
…もちろんそれだけじゃないけどな
おへそのちらっと見える感じや、ぎりぎり見えないアングルを探す方が大変なパンツがグッド

まさかキャストオフできるとはっ!…と思う程ピュアな心の持ち主ではないので、一通り撮影した後当たり前の様に上半身を外してみました。
内側のシャツ部分も別パーツ、スカートはクリアパーツに彩色したものの上に非常に薄く成形されており、制服の裾の部分と共に素材の厚みで野暮ったく見えることもなく非常に行き届いた作りになってます。

縞パンの上に過度なローライズっぷりが実に素晴らしい、さすがもとよりパンツにこだわりのあるコトブキヤさん、常に一歩先をゆくパンツのオピニオンリーダーですね。
無彩色成形のサンプルを見た時の感動とその時の期待をさらに上回る完成度(もちろん性的な意味で)、コンセプトを完全に昇華させることのできた傑作です。

露出部分はほんのちょっと増えただけだが、破壊力は段違いだ
なんて完璧な縞パン具合でしょう、これが今後のフィギュアの行く末を変える…といいなぁ
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