CUT A REVIEW

涼宮ハルヒの憂鬱 長門有希 バニーガールVer. ホワイトバニー ライブイベント限定Ver.

メーカー:アトリエ彩 発売:2007/04

メーカー希望小売価格:7,140円(税込)

玩具

一つのフィギュアに対していくつかの色違い(カラーバリエーション)が発売される通称カラバリ商法…。

買う側からしても好みの色を選べると言うことで選択の幅が広まりますが、主にメーカー側にもいろんな意味でおいしいというアレなやり方ですね。
さらに言うと、売り場面積を無遠慮に占拠したり、特定の色が余ったりしやすく販売店側にはあまりおいしくなさそうで、まーしゃ的には(不人気色の)投げ売りを期待できてちょっとうれしかったり、逆に人気色はなみ大抵の努力ではまず手に入らなくてマズゥという全体的に見るとなんとも微妙なものだったりしますが…。

そんなカラバリ商法のリーディングカンパニーと言えるアトリエ彩さんがハルヒシリーズを手がけたとあれば、こりゃ売れる時に一気にイクぜというという本気具合が伝わる三色+イベント限定色という万全の布陣…さすがです。

実際、「みくる(AA)」「ハルヒ(AA)」共々、思ったより良くできていましたし他のメーカーに先駆けて発売できた辺りも機を見るに敏といえましたね。
双方キャラアニさんより発売された限定色は白バニーに生足Verということで非常に大好評、その上イベント限定のピンクバニーなど特殊な層へ人気が集中しすぎて、イベントにおける限定商品の販売について考え直した方がいいんじゃないかというテーマを業界に投げかけたとか投げないとか。

さて今回の「長門」ですが通常版が白Ver…ただしNot生足(AA)(みくるは赤、ハルヒは黒が通常版)で、当初キャラアニ限定生足版は赤の生足、通常版は元絵の設定に即したものではあると思いますが今まで白生足Verで揃えてた方々にとっては何とも言えないラインナップでした。

…が、そこでハルヒライブにてイベント限定版として白生足Ver…の数量限定予約について発表、この上ない高難度な試練に思えますが、お友達は「いくしか…ないか」と非常に思い詰めた表情で決意を固めており、まーしゃはその横で「バニーといえば網タイツ、それは宇宙で唯一の真理であると言っても良いくらいじゃないか?このど素人め、オレは通常版を買うぜ!」と、はなから勝てない試合に臨まない主に自分を励ますメッセージを送っていました。

果たしてイベント限定品の予約が行われるコンサート当日、キャラアニ.COMにてこの「ライブ限定Ver.」のWEB通販が開始され…「(特別な)ファンをコンサート会場におびき寄せ、そのスキにがら空きのWEB通販を開始する」とは…さすがはこれ人ならざる孔明の策と言ったところでしょうか。
そんな訳で、たまたま自宅でその情報を得たまーしゃは、せっかくだから注文してみた訳です、やっぱ生足だよね!(きたな、ど素人)

さすがアトリエ彩さんです、元キャラに思い入れがあまり無い方への配慮としてうれしい増量っぷりが素敵ですね。
逆から真意を読んではいけないよ?

それはアレとして、サンプルを見た時個人的には三人の中で一番気になっていたのが、この独自解釈盛りだくさんな長門でした。
確かにこのシリーズ三人列べれば比較的小さい方ですが、ハルヒについて数少ない知識から言えば長門は無いのが正解のハズ、だって同人誌のネタの9割はそっち方向でしたよ?(正しくない方向から仕入れた正しいと思われる知識)
こんなナイスバディーな長門なんて認めないという非常に正統派な意見を横目に「だが、それがいい」と満面の笑みを浮かべるまーしゃでした。

1/6という大きなサイズですが、デザインについては統一感もあり同色または設定色で三人揃えてみるとなかなか素敵ですね。
(関連:ひなたちきさん:アトリエ彩 涼宮ハルヒの憂鬱 長門有希 バニーガールVer.レビュー)

ただですね…この娘、傾舞奇ものにも程があるのか非常にバランス悪いんです。補助の軸がないとすぐ倒れそうになるというか非常に撮影時に手がかかるというか、あれだ!撮影スペースに微妙な傾きがあることに気が付けて良かったです。

ん〜、似てるとは言いづらいけど正直いうと「思ったよりいいかな」という感じでしょうかね、ほら、今までが今までだったからね。(ね、じゃねぇだろ)
髪の毛の表現もアイプリントも他の二体と統一性あっていいかな。

首がボールジョイントとなってますので、多少ながら表情づけを変えられたりする点は評価できますね…気づいたのは撮影後ですがorz

バニースーツのくい込み具合がとても素晴らしい、この点だけはこのシリーズ通していつもイチオシと言っても差し障りのないところ…もっともこういうところだけは昔から意外とソツがないんだよなぁ、アトリエ彩さんは…。

光沢感のあるグロス塗装風の仕上がりがエロスティックでよろしいのですが、塗装後の汚れなどの付着が白色故か目立ち、こういった光沢塗装の難しさを感じさせますね、あと一歩のところで評価をさげてしまったところが惜しいです。

あと前述の通りバランスが悪く補助の軸が必要(撮影時は途中までがんばったけどやっぱムリ)というところも残念です。
長門のやわらかそうな脚を再現したかった為か、むしろ最近珍しい脚部全部PVC製の上台座との固定軸にも特に工夫もない実にやわら〜いつくりでして、この大きさを支えるにはちょっとムリがあるようです。

…とは言え、先んじて三人バニースーツで揃えられるところはナニにも増してうれしいところでありますね。
まーしゃもセールで安くなったところを見計らってハルヒバニーは購入済みです…あとはみくるだけどもう一息って感じ?

本来なら「貧乳はステータスだ」というところかもしれませんけど
やっぱりこのコスチュームにしてこのボリュームは、これも一つの正解だと思うな
この微妙な起伏と光沢は見事…だけど仕上げがちょっぴり甘い
白で光沢故に塗装後に付着した汚れがどうしても目立ってしまいますね
付属品としてメガネ(掛けられないけど)とスターリングインフェルノが付属
スターリングインフェルノがナニかわかってないところがアレだったけど
要補助軸なところが、やはりヤボてんさんですねぇ
RA:涼宮ハルヒの憂鬱 長門有希 バニーガールVer. ホワイトバニー
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