CUT A REVIEW

シャイニング・ティアーズ マオ プレジデントジャパン版

メーカー:プレジデントジャパン 発売:2007/06

メーカー希望小売価格:6,090円(税込)

玩具

良く言えばクリクリっとした可愛らしい瞳とも、ギョロッとした目がチャッキーみたいで怖いとも言われる(そこまで言ってません)、斬新かどうかは別にして他にはあまり例の無いドールアイを使用したフィギュア、プレジデントジャパンさんの「シャイニング・ティアーズ」シリーズから今回は「マオ」です。

第一作目(RA)は、その独特な雰囲気がなにより話題となり、その表現が効果的か賛否両論なところはありましたが、保険で仕込んでおいたスカートのキャストオフ(とパンツの作り込み)と装備品含めてなかなか細かなつくりも高評価でしたね。
二作目(RA)はちょっぴり充血具合が行きすぎてしまって、コドモVロートのCMかと思ってしまいましたが…。(おめめが真っ赤だ)

さて今回は、第三弾としてリュウナ(RA)とあわせて発売、三作目ということで発表当時からかなり自然に見えるようになった「マオ」の瞳と、瞳の表現はちょっと微妙に見えた気もするけど袴のキャストオフが発表済みの「リュウナ」…「マオ」のスカートについて言及されていれば迷わなかったのなぁ(ぉ

第一作目にあたるエルウィン(RA)から比べると、ドールアイの表現がかなり自然になったおかげで、そこだけに目がいってしまうということも無く、ぱっと見の印象は総じてよく見える気がします。
エルウィンも特徴的すぎる目を甘受すれば、全体的なバランスはなかなか良好なイメージなんですけどね。

ケモノ耳の元気娘系らしく、快活なイメージを十分表現できていますし、なかなかアグレッシブなスカートの丈も非常に好印象であります。
ただ、片足立ちのポーズがこれからの季節に対して非常にアグレッシブとも言え、恐らくABS製にした為と思われますが、その硬質感とテカリが若干違和感となってます。

まずその特徴的な目の表現ですが、ネコ目っぽいつくりも幸いしてか同シリーズの中で一番の完成度と言っても良いでしょう。
同時期発売のリュウナも、だいぶ違和感なく見れるようになってますので、つくり的にこなれてきたという感じでしょうか。

今まで良きに悪しきに目の表現にどうしても意識がいってしまい、その表現がマッチしているかとかドールアイの特徴(まぁ、ただのクリアパーツ成形と言ってしまえばそれまでですが)を活かせているかというところまで、評価しきれないところがありましたが、今回は表情に実にマッチしたイキイキとした目を主題として凛とした表情をうまく作られていると思います

シャープな髪の毛のつくりも良好ですが、せっかくケモノ耳の表現が塗りのみでもうちょっとディテールを掘り下げて欲しかったかもでちょっと残念。
まぁ、近くで見ない限り気にならないレベルですので、この顔については満点付けてもいいところでしょう。

この凛とした瞳の表現はさすがドールアイと言えるところまで、良くなってきましたね

え〜と、同時期発売のリュウナ(RA)の方は、広告の時点で袴のキャストオフが謳われており、まーしゃ的にはこちらのマオにも全く心配していなかったのですが、こちらはキャストオフは不可なつくりです。
リュウナの方は巫女であんな脱がしづらそうな袴なのに…あんなに清楚なイメージなのに!(だが、そこがいい)

そんな大きな減点要素(おいっ)がありますが、それでもなかなかみどころの多い本作、かなりきわどいスカートはポーズと相まって非常に魅力的に作られていてグッドです。

肌のテカリがやや強め、上半身は目立ちにくいですが、せっかくの下半身の露出がかえって…ねぇ
コスチュームの塗りが単調な為、質感がやや乏しく見えてしまったり…装備品の塗りはなかなか丁寧ですが
キャストオフ不可なつくりが非常に残念、サンプル見た時これはイケると思ったんだけどなぁ(なにが?)
極めてタイトなスカート茶色いパンツは色はともかくナカナカの作り込み
RA:シャイニング・ティアーズ マオ プレジデントジャパン版
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