CUT A REVIEW

山田屋の悪魔さん

メーカー:ダイキ工業 発売:2006/06
原型製作:山田良成 (山田屋)

メーカー希望小売価格:7,875円(税込)

玩具

なんか社運とかいろんなものを賭けてるんじゃないかと噂されるダイキ工業さんの「山田屋の悪魔さん」。
少し前のポリストーン製「白絹」でちょっとやらかしてしまったり、その後の対応がまた思い切った事で(確かにいい意味でありえないくらい)、いろんな意味で「大丈夫なのか?」と心配でしたが、今度はPVC製品を発売ということでますます目が離せませんね。

以前から、萌え系フィギュアの露出度争いはかなりチキンレースな感じだと思っていましたが、いよいよギリギリのところでもためらうことなくアクセルを踏めるメーカーがきましたって感じですね。
なんというか、「今後も期待したいですね」というコメントを書く以上に、どこまで征ってしまうのか「今後が心配です」と書きたくなるくらいの躊躇いの無さを感じます。
ダイキさん的には、「もはや、これに失敗したらこの業界ごと滅ぶ覚悟です」という覚悟完了!という心意気や良し。(勝手なこと言うな)

発売日に売り場を眺めていたところ、売り場に並ぶことなく瞬殺され消えていた「」に対して、「大丈夫だろうか…」と心配になってきたところですが、そんなまーしゃの心配を余所に、ネット通販では売り切れのところも多いようで、好調みたいですね。
今後のラインナップも非常に魅力的なので、ダイキさんファンとしてはうれしい限りです。(どう見てもファンが書いた文章に見えません)

はだかエプロンはロマン!(多いな、ロマン)…そしてそのロマンを実体化させるとこんなんなっちゃいますという感じで、小さく夢を実現。(えらい小さい夢ですね)
エプロン部分は外せるようになってる訳ですが、あまり関係ないね、良い意味で。

1/6という大サイズと言うこともあってかやや高価なところがありますが、少しでもコストを下げようということか、ベースは付属していないという実に漢らしい仕様となっております。(いや、別にイヤミで言ってる訳でなく)

リボンの部分が生地で作られているのが特徴的ですね。
首の部分がボールジョイントで可動となっているのとあわせて表情が付けやすくてよろしいです。
もっとも、そのことを思い出したのは、全て撮影したあとだったりしますけど…。

ちょっと肌の部分のテカリが強くて、必要以上に輪郭がハッキリ目立ってしまうのが残念です。
肌の部分は、つや消し吹き付けるなどするとより良くなるかもしれません。

エプロン付けた状態でも胸の部分はかなりすごいことになってます。
計算され尽くされたエプロンは、どの方向からみても微妙にガードされて見えるようになっていて装着時の魅力を最大限に活かす配慮がされてます。(たぶん)

計算されたチラリズムが脱衣前の期待感を煽るように かなり反則技に近いというか…

着衣状態でも(あれも着衣なのか?)かなり、並ぶもののない領域に達していると思いますが、これぞ本領発揮、聖衣を脱いでからが本当の実力。(龍座の人?)

脱衣は決して前提ではありません」…という言い訳の為なのか、おなかの分割線がかなりくっきりでやや残念です。
…が、そんなことは些末に思えませんか?いいのかこれ?…ってくらい素晴らしい。

いや…ホントどこまでOKなんでしょうね?
こういうのはやっぱり大手メーカーさんにはやりづらいことだとすると、ダイキさんにはどこまでもついて行きたくなりますよね。(暗に大手で無いと言ってますか?)

全体的なバランス取りはかなり見事だと思います 大きい割に破綻してないよね
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