CUT A REVIEW
イングリッドというと「カプコンファイティングオールスターズ」という3D格ゲーの新キャラということで発表されるも、突然の開発、発売中止という事態によりそのままお蔵入りかと思われましたが、キャラ自体の完成度の高さもあってか、その後「カプコン ファイティングジャム」にて登場という、格ゲーブームの最後のあがきとその終演を思わせる幸の薄そうな背景を持つキャラクターだったりします。
直球直球媚びまくりもモノともしないSNK KOFキャラ(終盤はちょい迷走気味だったけど)に対して、どうしても渋さが漂うデザインのカプコン格ゲーキャラにおいて、さすがになりふり構っていられないお家事情を感じさせるデザインでしたね。
まぁ、既に時は遅しというか、格ゲーブームは終演を迎え、残るはギルティギアなどの連続技主体の高速プレイが主流となっており、「CFJ」は既に古すぎるスタイルになってしまっていたようで、個人的にはなかなか集大成的なゲームシステムも大変気に入っていましたがヒット作と言えるかは微妙なものでしたが…。
そんな中でも、「元のゲームは知らないがキャラは良いね」と、いくつか発売されたフィギュアは好評だったことを考えると(これがミッドナイトブリス状態の非常にあざといモノであったことを除いても)、さすが春麗で一時代を作ったカプコンと言えそうですね。
TGS限定カラー(ピンク)、TJ限定カラー(黒)、そして通常版が1Pカラーな訳ですが限定カラーは白ストッキングということで、通常版を選択しました。
この出来だったら、限定カラーもう一つくらい欲しかったかなぁと思わせる、なかなかの逸品です。
プロポーションは非常に良くまとまっていて、出るところと引っ込むところのバランスが良く取れていています。
スラッとした脚は、イメージ通りの仕上がりでありながら、適度なむっちり感がまた黒ストとマッチして大変よろしいですね。
発売前のサンプルと比べるとちょっと印象変わった感じではありますが、瞳の描き込みもしっかりとされていて、表情とあった視線を感じさせるものになってます。
やや髪の毛の表現が陰影含めて淡泊なように感じますけど、なびく後ろ髪は程よくシャープな作りです。
スタイリッシュなイメージを全体から感じさせるのに成功していると思います。
スカートとその中のフリルがまた上品な印象でよろしいのですが、もう少し見やすいと良かったかなと思うんですよ。
そうしたら、スカートつけた状態で飾ることも考えたんだけどねぇぃ。(間違ってます)
でっかいよねぇ…もちろんリボンが | なんだか設定以上に大きく見えますね、素晴らしい |
各所丁寧な作りが全体的に好印象です |
このアングル、そしてこの陰影が織りなす…もう言わなくてもわかるよね |
さて、その上品なイメージを台無しにするような、いやいやこれでもどことなく品格が漂うところがナイスなイングリッドさん。
そういう訳でデフォルトでスカート外せるようになっており、存分にストッキング分を補給するがよろしいでしょう。
個体差なのか、ハズした時に傷が付いたのか(恐らく後者だと思われますが)、ストッキングの一部に傷が付いてしまったのが非常に残念です。
ちゃんとビニールにより保護されているので、はずす際にはあせらずに慎重にトライしてみてください。(むしろ失敗したら全部剥ぐぐらいの勢いで)
思いっきり印象変わる気がしますが、よりふともものむっちり感を… |
かなり充実のパンスト分、それ故によけいに傷が残念…まーしゃのバカ |