CUT A REVIEW

Fate/stay night セイバー 新コスチューム コトブキヤ版

メーカー:KOTOBUKIYA 発売:2006/08
原型製作:中邨拓智

メーカー希望小売価格:4,410円(税込)

玩具

今月は比較的おとなしめというか、今からどうやって買って帰るのか気が重くなるくらい月末に発売物が集中している為の穴埋め企画、レビューするタイミングを逸していた「セイバー 新コスチューム コトブキヤ版」です。

「休日セイバーさん」に見られる、私服姿のセイバーさんの魅力とはすなわち、セイバーさんでありながら「普通の女の娘」のような一面を垣間見ることができるところにあると思うのですよ。

そこで大事なのは、「普通の女の娘」っぽいセイバーさんというのが正しい訳で、「セイバーさんっぽい女の娘」ではいけない訳です。
二次元絵からの立体化については、その際に様々な解釈が入る余地があり、その見解の相違からいわゆる「似てる、似てない」「らしい、らしくない」という見方が生まれる訳です。

何しろ二次元絵には我々が長年培ってきた萌えノウハウというか夢(ドリーム)が詰まっている為、いわゆる「二次元のウソ」が大量に含まれています。
その為、どっから見ても「似てる」立体化というのは至難の業であるというのはわかるでしょう。
「なんとなく似てるんだけど、○○のコスプレした女の娘って感じだよね」という感想を持ってしまう製品は、前述の解釈が誤ってる可能性が高いということなんでしょうね。

さて、こうした解釈が「許されたり」「許されなかったり」するのも、萌えフィギュアでは面白いところで、解釈が誤っていても「それはそれで良い」という結論に辿り着くことも少なくありません。

要因は簡単に言うと、「…だが、乳はいい」「…ではあるが、尻が素晴らしい」「服が全て脱げるという以上に一体なにを望むのかね?」といった超加点要素であることは、レビューサイトの管理人や熱心な閲覧者の方々はお気づきかもしれませんね。
…で、そう言った勝利の方程式を踏み外してしまうと「似ていない」イコール、即座に「誰?これ?」という評価を得ることになってしまいます。
そう、「アレ」とか「アレ」のことです。(思い当たる製品を当てはめてみよう、きっと片手じゃ足りないくらいあるんじゃないかな?)

さて、長々と話してきたのは、この「アルター版休日セイバー」は、「セイバーさんっぽい女の娘」か「これ、誰?」のどっちだろうかと言うことであり、さすがにセイバーさんに対して言及するネタが尽きてきたまーしゃとしては、どっちでも良いけどとりあえず文面埋められて、ほっとしたということだったりします。

自然と躍動感を感じさせるポーズと雰囲気作りには成功していると思います、似てるか似てないかは別として…。
休日(私服)セイバーさんも各社から発売されましたが、意外なほど同じようなイメージのものがないのはおもしろいですね。
そういう意味でコトブキヤ版は、一番かわいらしくできてると思いました、似てる似てないは(ry

台座は木目調で、脚にねじ止めされたタイプになってます。

さて、序文に書かれた命題の答えはみんなの心の中にあるとして、似てないね。(すごいキッパリ言ったよ)
近づいてみると、口の表現などにかなり賛否両論が分かれるところでありましょうが、少し離れてみると思った以上に違和感が無く、特に売りの振り向きアングルについてはいい表情をしてると思います。

角度限定ではかなり高ポイントを叩き出せる逸材であると思いますね、似てる似てないは別として。

スカートが外せると言った反則要素で、個人的にはかなりお気に入りのカテゴリーに入っているグッドスマイル版と比較する場合、こちらはその一点においてかなり不利となるのが、スカートが外せないことです。

グッスマ版より躍動感の感じさせるポーズである為、これでスカート無ければそれはそれはワカメちゃんで、素晴らしかったのに…。
いや、でもいろいろ言いましたけど、実は結構この振り返りアングルについては気に入ってるんですよ、似てるか似てないかは別にして。

ああ、振り返り美人…
確かにいろいろ思うとこはあるのですが、そういうの差し引いて良いものであるとはキッパリ言えますね
まさにコトブキヤの魂、スカート外れたらなぁ・・・(まだ言うか)
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