CUT A REVIEW
正月早々第一弾は、年末にレビューし損ねた正月らしく可憐なゴスロリ「一騎当千 呂蒙子明 オーキッドシード版」です。
自分で書いていておきながら、ゴスロリのどの辺に正月らしさがあるのか、このダメージぼろんぼろん状態のどの辺が可憐なのか、相変わらず無責任コメント満載で2007年 CUT A REVIEWはじまります。
フィギュア化を人気の尺度とするならば並ぶものの無い大人気っぷりはまさに無双の「一騎当千」シリーズ。(やな含みだ)
PVC製品化としてはやや後発なオーキッドシードから発売された第一弾は「関羽雲長 ゴスロリ版」(通称ゴスロリ関羽)、製品自体の品質はもう一つという感じではありましたが、店頭からのお持ち帰りを考慮した可搬性溢れるパッケージ(参考:アキバblogさん)や、一カ所(バックからの尻)をねらい打ったような素晴らしさは確かだった一品でしたね。(ちょっと余所がお留守だったけど)
しかし、この呂蒙さんは定番というかほとんど各メーカー示し合わせたかのようにゴスロリで作ってますが、この人ってそういう人?(どういう人だ)
前回のゴスロリ関羽は、胸パーツの取り外しなどのギミックやおもしろパッケージ(まだ言うか)など、小技に大技取りそろえていましたが今回は比較的普通でしたね…箱も普通だったしね。
全体的な塗りはやや淡泊ながら見得を切ったポーズが非常に決まってるおかげで、メリハリを損なうことなく印象的なものに仕上がってます。
コスチュームについては、腹部や靴にはツヤありのグロス塗装風に仕上がってますし、ブラウスのシワはかなり気合い入ってます。
太ももの手錠がアクセントとして実に効果的、小道具の類は若干モールドがあまいところがあり残念です。
ダメージバージョンという理由付けのおかげで必要以上の露出率アップが見込めます。
破れたブラウスからのぞいた白い肌や、気になる部分を見やすいポジションから見れるように破れたスカートなど、実にサービス行き届いてます。
台座はシンプルですが、雰囲気にマッチした意匠をこらしたものになってます。
一言で表せばエロかっこいいというもはやありきたりな表現をカラダ全体から発散させている本製品ですが、そのせっかくの雰囲気作りを表情で壊してしまっては台無しな訳ですが、その点は全く問題なくクリアできてますね。角度によって凛々しさ、かわいさ、エロさ様々な印象を与えてくれます。
前回関羽の時はなんだか虚空を見つめるような瞳がちょっとイッちゃったような作りでしたが、今回はなかなか活き活きとした殺気を感じさせる(それって活き活きっていうのか?)であり、たいそう素晴らしい仕上がりですね。
ゴスロリ記号のカチューシャと髪の毛のモールドはやや甘め、残念ながらもっさり感が目立ってしまうところはありますが、流れるリボンのほのかなかわいさと凛々しい目つきはしびれますね、個人的にはほくろが更にかわいさポイントをアップ、実にグッドです。(ホントに個人的な好みだな)
ダメージバージョンと言うことで服の破れ方やぱっつんぱっつんさを表した服のシワ、こういったところは多少の難点(モールドが浅くて若干ちゃちく見える)が全く気にならないくらい魅力的に作られてると言えます。
微妙に「はいてなく」見えるお約束アングルを意識したスカートのめくれ具合は当然のごとくとして、正面が裂けているおかげで更にチャーミングな仕上がりとなっており「チラ & モロ」(白バイ野郎風に)を両方楽しめるハイブリッドなものとなってます。
このスカートの構造的に普通に作れば確かにスカートのキャストオフは無い訳ですけど、同じゴスロリ風でもセイバーさん(黒)なんかは大抵キャストオフできるように作られてる訳だからもうひとがんばりだよねぇ。(まぁこれ以上無理に脱げなくても良いけどさ)
胸えらいことなってるし、青竜刀かっけぇ |
チラとモロどちらを選ぶ必要はない斬新なデザイン |
頭はちょっとチョコボール風味? |
根性の無い破れ方だ、もう一息だろっ! |
ヒラヒラフリルと青竜刀、太ももに手錠、このエロコントラストってどうJARO? |