CUT A REVIEW
二度目のアニメ化は、飛ぶ鳥を撃ち落とす勢いで、なにかと話題の京アニ製作ということもあってか、大好評のうちに放送を終えた「Kanon」です。
「泣きゲー」の元祖とも言われ、その後のエロゲのスタイルに大きな影響を与えた金字塔とも言えそうですね。
そんな訳ですからみなさん当然ご存じですよね?
そりゃもうまーしゃより絶対詳しいハズだから説明いらないよね?(いいよ、誰も多分期待してないとこだから)
そうはいっても、さすがに京アニ版については、聞こえてくる評判や店頭で見かけるデモ…そして反則気味のエンディング曲と何度も観ようかと思ったものでしたが、「いやいや、ここまで評判がよいとなれば、原作(ゲーム版)をやってから観るべきだろう」という妙に筋が通ってるような理由により未だに未見だったりするのですよ。
今回製品化されました川澄舞と言えば、まーしゃ的には「ああ、あのヴァリス風のアクションゲームとして同人ソフトながら素晴らしい完成度の「魔物ハンター舞」(渡辺製作所)のアレな」…というどれだけ迂遠な説明だよ、それ。
先見の明があるメーカーさんにより少し前に発売された同じく「川澄舞」もありますが、ちょっと原作のフレイバー(特に当時のPC版の)を色濃く表現しすぎたのか、やや一般受けしなかったところがあるかもしれませんね。(優しさを感じさせる表現)
今回はコトブキヤさんから「Kanon」フィギュアの決定版になりそうなこのシリーズ…ライバル少ないからねとかそういうことを言ってる訳ではないのです。
サンプルが展示されているところを見た限りやや小さめかなと思っていましたが、剣を構えたポーズとなびく髪の毛が実にうまくまとまっていますね。
なによりあの異常にエロス分たっぷりな制服が、今回もうまくアピールどころをわきまえているのが素敵です。
また、やや黄色味が強いものが多かった最近のコトブキヤ製品とは、異なる肌の色でより(アニメ的には)自然な感じに見えます。
こちらも京アニが施したアレンジ同様、かなり良い意味で整ったバランスと言いますか…コアな原作絵のファンの方々には賛否が分かれるところかもしれませんね。
活き活きとした目をもってして凛々しい印象を与えつつ、後頭部の大きなリボンが可愛らしく映ってみえるところが素晴らしいです。
髪の毛は先端までシャープで、なびいた髪が大変絵になるものですが、塗装は比較的単調でグラデーション表現は自然な陰影とハイライトに任せたつくりになってます。モールドがくっきりメリハリ効いてますのでこれはこれでいいかもしれません。
コトブキヤのKanonシリーズでは前作にあたる「水瀬名雪」と同様に、キャラクターのイメージをうまく立体化し作中の一シーンを切り出したかのようなこれらのつくりは、シリーズで全員揃えてくれないかなぁという思いがますます強くなるものです。
まーしゃは、さっそくたい焼き食い逃げ娘を買いのがしちゃってる訳ですが…。
初回生産分のみに付属している「うさみみパーツ」、『魔物ハンター舞』では二週目からのみ登場する作中でも登場する非常に重要なアイテム…らしいですね。それはまぁイイとして、この微妙なシュールさを感じてしまうのは、やはり原作をよく知らないから故なのでしょうか?
…とは言え、おもしろいアイテムだったのでまーしゃにしては珍しく忘れることなく(ほんとはちょっと危なかった)、撮影時に装着してみました。
結構イメージ変わるというか、あんなに格好良かったのにおもしろい人に近くなってしまうという不思議なアイテムですね。
この制服がやっぱりすごい |
正面からの絶妙に見えないアングルもまたよし |
やはり重要なのはチラッと見えた時の形とじっくり見た時のこの食い込みとか…どっちもね |
二週目以降は攻撃力が二倍になるという重要なアイテムなので…いや、それはもういいから |
普通にかわいいと言えばかわいい |
RA:Kanon 川澄舞 完成品フィギュア コトブキヤ版 |