CUT A REVIEW
限定版、特に誌上通販による期間限定申し込みモノというのは忘れた頃にやってきて、購入できた者は「ヒャッホイ」、存在そのものを知らなかったという者にとっては時に軽い羨望を…、そして自分の判断でスルーした者にとっては時として、痛烈に後悔の念が押し寄せる事もあるというものです。
どれも経験済みのまーしゃとしては、「とりあえず申し込む」というタチの悪い習慣病をどうにかしたいものです。
まぁ、それもこれもデキが良かった(劣化が少なかった)場合であり、そうでない場合真逆なベクトルで祭が開催されるのも良くある話…。
店頭でじっくり品定めをしたいところですが、最近は店頭や通販でも予約すらできない人気商品も多かったりしますからね、そう言う意味では購入希望者は必ず手に入るこうした形式も悪くないのかもしれませんね。
…とは言え、今回の「姉妹」については売れ行き、評価は様々だったけど「To Heart2」シリーズメインヒロイン全キャラの製品化、そして前回の同ドリマガ企画の誌上限定である「タマ姉」が、そのラインナップの中でも頂点とも言って良いクオリティだったことからも、早くから期待させられていました。
もっとも、まーしゃの注文伝票みると受注締め切り日だったことから相当迷った感じに見えますけど…。
今回みたいにデキがよろしい製品をレビューしてると、限定と言わず多くの人の手に渡ればなぁとも思うものですが、実際当初誌上限定だったものが店頭に列んじゃった例も無くはないらしいので…アレもびみょいですね。
だってどちらか一人はヒットするかもしれないしね。
小牧姉妹ということで二人揃って製品化、大きさ的にも過不足無く、非常に絵になるポーズということでイラストに対しての再現度はなかなかのものですね。
ポーズの関係上、二つのキャラは接着されており分離不可というところがやや賛否の分かれるところかもしれませんが、ちゃんと二人ともパンツの見やすいポーズですからそのおかげで安定性も十分で、演出重視の台座の形状でも安心して飾れるものになっています。
イラストについての再現度という点では前述の通り大変素晴らしいのは一目瞭然でありますが、一点大変惜しいところはいくのんがパンツはいているところですね。いやだって、このイラスト見る限り絶対はいてないだろ、コレ!
二次元のウソを良い意味で再現してるところもあり、やや角度を選ぶ印象がありますが元となる絵師のイメージを、特に郁乃の方は甘露キャラっぽさと言う点では文句の付けようがなく、立体化の機会が多くは無いだろう事を考えると早くも決定版と言っていいモノがでてしまったような気もします。
髪の毛のつくりは多少分割線が目立つところがありますが、総じて塗りは丁寧です。
いいんちょの方はちょっと微妙な表情になっちゃってる気もしますが、見る角度を選びそうなところと表現の難しい表情とも言えますね。
いくのんの方は文句なしにかわいらしく、非常にまーしゃの好みの表情になってます。
立体物で見ると、イラストで見る以上に大変あざといポーズですね。(ほめ言葉)
二人とも実に無理なくパンツが見えるつくりとなっておりまして、撮影も気楽に行えるというモノです。(その判断基準はどうだろうか)
スカートについてはクリア成形の表面に塗装という事で、非常にアレを意識したアレな心遣いがうれしいですね。
また、台座や付属してくる小道具の袋も細かな仕上がりが行き届いています。
二体の組み合わせのおかげで360度、実に見応えのあるものになってます |
さすが一番大事なところを忘れない、それがコトブキヤクオリティ。
色移りの心配の無いスカートとその中身については、ツボを抑えたつくりとなっております。
誌上通販申し込んでいて良かったな、オレ…と、数ヶ月前の自分を褒めたくなる逸品でした。
さすがコトブキヤ…と、つぶやくのはこの辺以外のカットで言った方が良いんじゃないかな? |
個人的にはいくんの方 |