CUT A REVIEW

魔法少女リリカルなのはA's フェイト・テスタロッサ アルター版

メーカー:アルター 発売:2006/12
原型製作 爪塚 ヒロユキ

メーカー希望小売価格:6,800円(税込)

玩具

本日(12/15)は「アルター版フェイト」発売日…ということでそそくさと定時に退社を決め込み、いざ秋葉原へ。
ちょうど「混沌市街の渡君」と会って、既に数件回って既にソフマップでは品切れだったことを聞き、やな予感はしつつも「とらのあな」へ向かいましたが、ここでも売り切れ…店員さんいよれば、明日にも少数入荷という話でした。

明日?必要なのは今っ、今なんだよっ!」と無駄にあつくるしい台詞は心の中だけにしておいて、がっかりしていると「明日の昼にでも賭けるしかないですね」と渡君に慰められる…「あれ?なんでキミそんな涼しい顔してるの?
「だって、僕はもうアソビットで予約済みですから」

…これはアレだよ、夏休み中一緒に遊んでた友達が「なぜか」既に宿題を終わらせて、まーしゃだけが31日に死ぬ思いをするっていうやつだ。
(どう聞いても自業自得のエピソードにしか聞こえません)

そんな訳で往生際悪く、秋葉中ありそうなところを彷徨い歩き、まさかここに来て発売日に新製品買えないことがあるのか?という久々に味わう敗北感を死ぬほど味わいつつ(こういう事にしか敗北感を感じないところが既にマズイと思いますよ?)、アキバを後にするまーしゃでした。

…で、本来ならばここには、「アルター版フェイト買えませんでした」というキャプションで、がっかりっぷりをコメントしつつネタにはできて良かったね…というサイト管理人に良くありがちな1エピソードを書くことになっていたのかもしれませんが、更に往生際悪く閉店直前の新宿「さくらや」に寄ったところで、無事確保。
さすが好感接客のさくらやさん、好き好き大好き超愛してる!(だったら最初から行け)

やはり、この異常にでかい箱を店頭から持ち帰ろうなんて考えるブレイブハートの持ち主の比率は圧倒的にアキバが高いという事でしょうか?
(だから好きさ…あの街は)

すいません、毎度毎度このシリーズ「箱がでかい」とか言っていましたが、ごめんなさいまーしゃが甘かったです。
なにしろ売り場に並んでいても、昨日のなのはの箱が普通に見えました

だって、この「フェイト」の箱って、PS3の箱と同じくらいあるんですよ?さっき比べたら厚みがある分、こっちの方が大きかったです。
(微妙にわかりづらい上にイヤミな比較対象だな)
もう「フィギュアの箱ってレベルじゃねぇぞ」って台詞を言いたいだけだろって思われるかもしれませんが、お店のひとも普通に困る大きさだったと思います。
もっともセンセイさんをもってしてLDBOXみたいなサイズと言わしめた「ダイキさんのこより」もありますが、あれは1/4…これは1/8、そう考えるとすごいですね。

ちなみに比較対象としては、コンパクトなパッケージのコトブキヤさんの「ToHeart2シリーズ」の箱(これも1/8)、中身は人気もちょっぴりコンパクトなまーしゃの大好きな黄色い娘(3個目)ですね。
どうでしょう、なのはさんでも大きく感じますが、フェイトの方はがんばれば箱の中に6、7個くらい入りそうです。
そりゃお店で売られる量も減るわな…。

以前レビューしたグッスマ版フェイトは、その大きなバルディッシュに「でけぇ…」と思ったもんですが…まだあれはかわいいもんだったと痛感します。
今回のアルターフェイトは、ザンバー以外もでかいです…特にマント。

360°どの方向から撮影してもたいがい全景をフレーム内に収めるのに苦労するように考えて作られたフィギュアです。(どんだけ被害妄想だよ)
たなびくマント、流れる髪の毛、そして静かに携えた大剣…通常なら大抵このうちの一つがあっても「撮影に苦労しました」というコメントをしたくなるところですが、今回は総出でレビュアーをいじめに来ました

まぁ、そんなことはおいておいて、その素晴らしいデキについて話しましょうか。(…ようやくですか)
前述のバルディッシュですが、今回もザンバーモードですが表現の仕方は、やや無骨な迫力だったグッスマ版とはだいぶ異なり、片手で持つフェイトの雰囲気と合わせて精悍な鋭さをもった印象で、これまた実にかっこいい仕上がりです

フェイトのコスチュームは、今回はグロス塗装風のツヤあり仕上げで、ツヤツヤ大好きまーしゃさんとしてはこれだけで、評価が27段階くらい上がりそうなところですが、その大きなマントも同様の塗装が施され、うねるようなマントの動きを感じさせつつ、今までのどのフィギュアとも異なる印象を全体から醸し出してます。
その分、やや肌のシャドーなどは控えめというかほとんど目立たないところがやや残念でしょうか。

最初はやや下ぶくれ気味かと思いましたが、なるほど、この凛々しい表情とあわせるとうまく幼さと精悍さをあわせもつイメージとして、作られてますね。
角度によってやや印象の変わるもおもしろいところですが、とりあえず破綻する角度もなく最近の中でもかなり好みです。

髪の毛はシャープに、特に前髪はするどく作られていてどの角度からみてももっさりしないとこは素晴らしいです。近くで見ると髪の毛のモールドが浅いかなと思いましたが、これは普通に見ると適度な陰影加減でなびく髪の毛を良く表現出来てます。
リボンまでしっかりツヤありなところは個人的には非常にポイント高い要素でした。

やばいな…うちのレビューじゃないみたいなべた褒め調になってしまっていますが、キャストオフなどの強烈な加点要素が無くてもここまでできるんだなと素直に思えるので、ケチのつけようがない傑作が年の瀬のここに来て発売されたという感じですね。

繰り返しになりますが今回はこの塗りが個人的に超ヒット、加えてそのポーズと表情から静かな迫力を感じさせ、メーカーは異なりますが、昨日のグッスマ版なのはの躍動感溢れる雰囲気と組み合わせると自然と画になるところもシリーズものとして飾る上で実にうれしいものになってくれました。
もっとも、この二人だけで相当人数分のスペースを占有することになるわけですが…。

このフラットラインでありながら微妙な起伏の再現と直球なお尻が実に…
今回はキャストオフなど要素は全くない訳ですが、不満を全く感じさせません(それも普通の話だけど)
なのは以上にかっこよく、そしてかわいらしさもあわせもち、まさにフェイトの具現化としては完璧か?
もちろん内部もツヤあり、評価うなぎ登り(キミのマニアックな嗜好は聞いていない)
グッスマ版なのはさんとのツーショット…なのはさんは殺(や)る気満々ですね
ムービック版のなのはさんと…ああ、少し離れてていいよ、背景くらいで丁度良い感じ(ひど
ちなみになのはさんの持ってるレイジングハートはグッスマのヤツです。
いいレイジングハートだな、ちょっと借りるぞ
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