CUT A REVIEW

OS−IDOL Winちゃん オーガニック版

メーカー:オーガニック 発売:2007/01
原型製作:冬音 (雨の日晴れの日)

メーカー希望小売価格:3,990円(税込)

玩具

今回我が家では3つめの完成品Winちゃんとなる「OS-IDOL Winちゃん オーガニック版」です。
(ちなみに一つめは「CUT A REVIEW 海洋堂 1/7 OSアイドル Winちゃん」、二つめは「CUT A REVIEW OSアイドル Winちゃん2 海洋堂 版」)

ガレージキットフィギュアでも意外(?)に人気が高いのか今までも数多くの「Winちゃん」が立体化され、イベント後のフィギュア雑誌などを見るたびに、完成品としての発売を夢見てたりしたものですが、なかでももっとも欲しかったWinちゃんの一つが、これ。

まーしゃ的には我が家のフェイバリットフィギュアである「春麗」と同じ雨の日晴の日の冬音氏の原型&オーガニックの組み合わせということで期待(…とちょっと不安、ちょっとなちょっと)して待っていました。
不安は主に90%以上がオーガニック製というところにあったりするけど、不安は期待の裏返しだよね?(その割合が過剰です)

発売日についてはなかなか微妙な発表具合で、やきもきされたものでしたがようやく発売…の割には「メガハウスのあれら」と同じ発売日だったから、話題性という面では完全に置いてかれちゃった風でありましたけどね。(あれ?なんでそこ他人事?このレビューも相当いまさらくね?)

吉崎氏のWinちゃんの魅力は、以前紹介した二作品のように決して太ってるとは言わないが、独特の丸っこさぽっちゃりさの最適解を追求したバランスが素晴らしいところでありますが、今作品はややスリムで一部に凝縮したボリュームバランスとなっております。

原型でなにより魅力的であったその脚の組み方(とその付け根周辺)については、バランス良く再現されており全体的な印象としては見た瞬間にまず一安心できるできです。
肌の色も成形色のままで適度なシャドーが程よい立体感を…と言いたいところでありますが、今回は若干塗りむらと塗装汚れが見受けられ残念です。
(個体差もあるでしょうが…)

今風であれば胸の部分は若干透け風の塗装が施されてたりすると一部に過剰なまでの支持を受けた可能性もありますが、本作ではスタンダードな仕上がりです。もっとも今後別カラーが発売されることもリペイント大好きオーガニックさんならあり得るかもしれませんね。(まーしゃも好きだから、問題ないけど)

台座は上に載せるだけのシンプルなもので半透明のブルー、お座りポーズの為残念ながらお尻と太ももの一部は底面が平らとなっています。
この辺は、台座の方に工夫がある作りでカバーしてくれたりすると、底面ファン(ぼかしすぎてわかりません)としてはうれしいのですが。

吉崎観音っぽい…という表現は、まつげの描写に掛かっているのか微妙ながら、やっぱり吉崎キャラっぽくギリギリ見えなくもない(煮え切らない表現だなぁ)お顔ですね。前回のWinちゃん2 海洋堂 版立体まつげに比べると無難な表現ですが、全体的な印象も淡泊な感じです。
そう言った感じで瞳の表現も無難な印象ですね、それっぽいと言われればそうかもしれませんけど。

海洋堂版としてPVC化の際に全体的なシャープさが失われてしまって、髪の毛全般にややもっさり感があります。それでも後ろ髪のクルクルしてるところはなかなか見事な作りになってます、塗装による陰影表現でもう少し援護射撃があれば、だいぶ印象も変わったかもしれません。

ポーズがすべてであり大変魅力的なフィギュアだと思いますが、それを成り立たせる製品化の際の要素がギリギリと言ったトコでしょうかね。
あちこちのパーティングラインが目立つ仕上がりや、塗りむらや塗装汚れが個体差と思われるところもありますが、やや目立つのがせっかくの完成度を落としてしまっていて残念です。

Winちゃんのフィギュアの中でも、もっとも完成品として欲しかったものの一つだったので、ちょっと評価キツメかもしれません。
とはいえ、原型の魅力的な部分を損ねてる程ではないので、個人的にはうれしかったです。
カラーバリエーションの発売も予定されているのが、オーガニックさんらしいですが…買っちゃうかもなぁ、特に濡れ透けバージョンとかどうかな?(超個人的なWish)

おすわり系フィギュアの宿命からは逃れられなかったのが残念
このカラーリングっと立体感
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