CUT A REVIEW

Kanon 月宮あゆ マックスファクトリー版

メーカー:マックスファクトリー 発売:2007/10

原型製作:黒田真徳

メーカー希望小売価格:5,800円(税込)

玩具

先日レビューしたアンジェラの時に話した、まーしゃ的にやってみたいゲームTop3の一つが「プリンセスワルツ」ならば、「Kanon」は数年にわたって第一位に輝き続けている作品であり、「エロゲ界の不滅の金字塔」、「元祖泣きゲー」とも呼ばれる名作と言っていいでしょう。
ブーム最盛期には店内にポスターを貼っただけで、号泣し始める信者がいた…という噂をまーしゃが作っても、信じてもらえるかもしれないくらいです。(ぉ

という訳で、二回目のアニメ化好評のうちに完結し、先日から「CLANAD」が映画に引き続きTVアニメとして放送開始、そう言えば今年は「リトルバスター」も発売され、今年は特に勢いを感じさせる「Key」ですが、そういう意味もあってか今年に入ってからフィギュア化されたものも多数ありますね。

コトブキヤさんから一足早く発売された同シリーズ作品は、「あゆ」は買いのがしてしまいましたが、「名雪」、「」ともにお気に入りです。
「Kanon」シリーズについては、ゲームが発売されてからは随分と経っていることもあって、「今更?」とも思ってしまいますが、「むしろ今だからこそ」と言って良いのかもしれません。

…というのも、(最近はそうでもありませんが)元絵が非常に個性的な絵柄であります「Kanon」いわゆる「いたる絵」ですが、それを立体化するのが非常に難しそうであることは想像に難しくなく、例えるなら超人ロックの髪型を立体化するに通じると思いますね。(わかりません)

なにより、立体化する際には万人受けするアレンジを施すか、受け手の愛(脳内補完)に期待して直球でデザインするかを迫られる訳ですが、大抵どちらを選択しても評価にはケチが付くというものです。

ところが、最近のフィギュアのクオリティはここ数年で飛躍的に上昇、天井知らずとも言って良いくらい、少し前の傑作が最近の佳作の前に霞んで見えてしまうこともあるくらいです。

そう、今なら、今ならやってくれるかもしれない
今日は、そんな原作のイメージに近づけることが諸刃の剣になるかもしれないが、敢えてそこで一歩前にでる勇気ある作品と言っても良いでしょう。
(いつにもまして言いたい放題ですね)

そうです、今の技術ならあゆのショートパンツがPOLOっといける作りになってるかもしれない、だってマックスファクトリーさんですしね。
そんな奇跡に期待したまーしゃでした。(長文台無し)

さっそくオチですが、さすがにショートパンツは脱がせられるようにはなってなかったです。(もの凄い当たり前の事と思われるかもしれませんが)。

コトブキヤさんの「あゆ(RA)」が元気系娘を体現したかのようなデザインであるのに対して、こちらは儚さを感じさせるおとなしめの作りとなっていて非常に対照的ですね。

羽付リュックと後述する大きな羽根が付属しており、つけ替えることが可能です。
単色傾向ではありますが、塗装レベルは総じて高く安っぽく感じることはありません。
羽付のリュックサックもつけ替える羽根との兼ね合いをうまく解決する構成となっていて、どちらの状態でも見映えは損ねません。

ちなみに、注意してたつもりですが、撮影中に左側の肩ひもが外れちゃってますね、後日さりげなく差し替えたいと思いますので、そこはちょっと目をつぶっててください。

う〜ん、こりゃああまりにもいたる絵だな。(ほめ言葉です…便利だなこの言い方)

…と言うように、ここにこのフィギュアの真骨頂であり、賛否が分かれるところでしょうかね。
実に「いたる絵」そのものと言って良いでしょう。
やや角度を選ぶものではありますが、そのまま立体化と言って良いのに「十分かわいらしい」です、これって結構すごくない?(それ、遠回しにひどくない?)

髪の毛の構造は、多重に組み合わせる凝ったつくりで、また先端までシャープな作りでこの辺はまーしゃ的には非常に好みの作りになってます。
髪の毛の陰影表現も綺麗に仕上げられてます。

リュックを外して翼につけ替える訳ですが、これが非常に凝っているというか…。
リュックの肩ひもはパーカー帽子部分の襟元に付属してる訳ですが、その為に襟元から帽子部分が別パーツとなっていてリュックとつけ替える作りとなっています。最初なんで、このパーツ二つ付いてるだろう?と考えてしまいましたが、またクレハに続いてまたやらかす事でも期待されていたのでしょうか?

まぁ、そんなこだわりのある作りにより、リュックの有無はフォルムには全く影響無し、羽根を広げた姿は実に画になるものになっています。
というか、これ見ちゃうと、わざわざリュックの状態にできる必要あったのか?と思わないでもないですが、そこもこだわりというヤツですね。

クリア成形の羽根は、その表面の塗装といい、幻想的な羽根の広がり方と良い大変素晴らしいものです。
インパクトを考えて、こちらの形態を後に持ってきましたが、間違いなくこの羽根を広げた状態で飾るべきと言えるでしょう。

RA:Kanon(カノン) 月宮あゆ 完成品フィギュア マックスファクトリー版
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